頚部椎間板ヘルニア
投稿日:2019.10.01
腰部椎間板ヘルニアと同じく転落、交通事故など
外傷に基づくものもありますが、全ての例にこれら
外傷の既往が認められる訳ではありません。
日中あるいは夜間突然に発生する事もあります。
椎間板の退行変性を基盤として、線維輪断裂部を通
して、髄核が脱出したり、あるいは線維輪の一部が
後方ないし後側方へ脱・突出し神経組織(神経根
あるいは脊髄)に圧迫症状を生じます。
頚椎5~6、次いで頚椎6~7、頚椎4~5間の順
に発生が多く見られます。
後方への突出度が軽く、後縦靭帯を圧迫する程度で
あれば、局所痛として頚痛・項痛のみを生じ、後側
方へより大きなヘルニアが膨隆し神経根を圧迫すれ
ば根症状を生じ、上肢の疼痛と知覚障害を訴えます。
また、もしヘルニア膨隆が中央部に存在すれば、
脊髄自体に圧迫が生じます。
ヘルニアを生じた椎間板は、時間経過と共に変性が
進行し、やがて頚部脊椎症へと移行します。
お悩みの方は一度ご相談下さい。
今日はこれにて! ではお元気で!
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