腰痛症(側脊椎痛)
投稿日:2019.11.15
腰背痛の特徴的な痛みを (1)側脊椎痛(2)運動痛
(3)棘突起 痛 (4)放散痛の4つに分類できます。
今回は(1)の側脊椎痛を掲載します。
これは、棘突起および横突起周辺の軟部組織の痛み
であり、その主役を演ずるものは筋筋膜性の痛みで
あり、靭帯起因の痛みです。
①腰仙部正中における圧痛は棘上靭帯の断裂緊張、
棘突起間の関節形成、腰仙部不安定性に由来するも
のです。
②腸骨後上棘の圧痛は仙棘筋腱膜の異常緊張による
いわゆる腱付着部の痛みを意味し、体前屈により増
悪します。
③第5腰椎横突起部の圧痛は、腸腰靭帯および腸骨
横突起靭帯に由来するもので、時に腰仙部移行椎と
の合併を見る事もありますが、体前屈に際し最初に
緊張を受けるのが同靭帯であり、従って変形性変化
を早期に発症しやすく、レントゲン線上同靭帯の石
灰化を見ることが多いです。
④仙骨外縁乃至は腸骨後下棘の圧痛は、仙腸関節部
の病変を意味するものです。
⑤第3腰椎横突起部の圧痛は、仙棘筋部外縁に相当
し、殆どの腰痛に必発と言ってよい程度の圧痛を示
し、筋、筋膜性の痛みに由来する事が多いです。
⑥上殿神経の圧痛点、この部の圧痛点は、従来椎間
板ヘルニアの際に特徴的な圧痛点と目されていたが
本神経は大坐骨孔梨状筋上部において骨盤を出て、
中、小殿筋および大腿筋膜張筋を支配しており、腰
痛に付随して二次的にこれらの筋肉に拘縮を来す
時、同様に圧痛を示します。
当館では、症状に適した脊椎矯正を行い改善をはか
っています。
お悩みの方は一度ご相談下さい。
今日はこれにて! ではお元気で!
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