
投稿日:2016.05.15
施術中に「時々股関節の音がしますが異常ですか」
と尋ねてくる方がいます。「これは弾発股と思われ
ます」と答えますが、弾発股は一つの独立疾患では
なく、股関節外で起こる弾発現象のことです。
股関節内に原因があって起こる雑音とは区別されて
います。
本人が股関節を自動的に屈曲、内転あるい内施する
時に大転子部(大腿骨骨頭の部位)雑音を聞いたり
滑り動く現象があらわれます。これは、腸脛靭帯が
大転子の後方で固着されていない為に前方に滑動
するために起こります。
この靭帯は屈曲すれば弛緩し弾発します。
起立歩行では緊張するので弾発しません。
弾発は随意型と不随意型があります。
随意型では疼痛がない場合は放置しても問題ありま
せん。不随意型は弾発時に疼痛があり、滑液包炎や
周辺組織の肥厚などの為に持続する事があります。
神経質な人や疼痛がある人は病院にて腸脛靭帯の
手術を受けられた方が良い場合があります。
当館では音を軽減する施術を行っており、お悩みの
方は一度ご相談下さい。
今日はこれにて! ではお元気で!
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