滑液包炎
投稿日:2019.09.15
滑液包は、結合組織の摩擦を受けやすい部位に発生
する生理的な潤滑装置であるが、病的な骨の突出な
どがあると二次的にもできます。
滑液包に過剰な摩擦が加わると、炎症を起こして
滑液包水腫となり、これが持続すると滑液包壁が肥
厚します。
外反母趾に合併するものは、バニオンと呼ばれ欧米
では非常に多いです。
膝蓋骨前方・肘・足首(くるぶし)・アキレス腱周
囲などにみられます。
肩関節や股関節では、石灰化物が滑液包内に入って、
石灰化滑液包炎の形をとりますが、これは、結晶性
滑膜炎の一種で激痛を訴えます。
関節の水腫でお悩みの方は、一度ご相談下さい。
今日はこれにて! ではお元気で!
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脊椎の湾曲と姿勢
投稿日:2019.09.01
姿勢とは、個体の平衡・バランスの脊柱における表
現形として理解されています。
静的姿勢とは静止状態におけるバランスの維持され
た状態であり、運動姿勢とは運動によるバランスの
喪失に続くバランスの再獲得を目指す姿勢として定
義されています。
本来、ヒトの姿勢は四足動物より立位歩行を営む進
化過程において成立したのであり、正常人でもある
程度の個人差を考慮しなくてはなりません。
正常人の生理的湾曲は矢状面でみると頸椎・腰椎は
前弯を示し、胸椎・仙尾部は後弯を示し、骨盤は
約30°の前傾を示しています。
その結果、頭蓋の乳様突起より頚椎椎体のやや後部
を通る重心線は下がって、胸椎椎体のやや前方部分
を通り、さらに胸腰移行部では椎体中央を横切りま
す。それ以下の腰椎椎体では逆に後方を通り仙腸関
節軸を通過し下がり、下肢の膝中心の直前方をよぎ
り、距骨前面を通っています。
また、身体の重心点は第4腰椎の直前にあると言わ
れています。
姿勢でお悩みの方は一度ご相談下さい。
今日はこれにて! ではお元気で!
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